プログラミングにおいて、繰り返し処理はよく使うテクニックです。その中でもwhile文は、指定した条件が満たされるまで処理を繰り返すループ処理のひとつです。本記事では、while文の基本的な使い方と、活用方法について分かりやすく説明します。
while文とは
while文は、特定の条件がTrueである間に繰り返し処理を実行する制御構造です。条件が満たされている限り処理を何度も行いたい場合に使用されます。
while (条件式) {
//処理
}
while文を使った例
特定の数から1ずつ引いて、0になるまで出力するプログラムをご紹介します。この例はJavascriptを使用しています。
let n = 10;
while (n >= 0) {
console.log(n);
n -= 1;
}
nが0以上であれば、nを出力して1減らすというのが1ループの流れです。出力は以下のようになります。
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
>= などの記号についてはこちらの記事で解説しています。
- n >= 0の条件判定
- Trueの場合 2.へ
- Falseの場合ループを終了する
- nを出力
- nを1減らす
条件判定でFalseにならなければループを終了できず、無限ループに陥るので注意しましょう。
各プログラミング言語での記述例
Python
n = 10
while n >= 0:
print(n)
n -= 1
Java
int n = 10;
while (n >= 0) {
System.out.println(n);
n -= 1;
}
PHP
$n = 10;
while ($n >= 0) {
echo $n . PHP_EOL;
$n -= 1;
}
C言語
int n = 10;
while (n >= 0) {
printf("%d\n", n);
n -= 1;
}
while文はループ処理に便利な構文
ループ処理にはfor文、foreach文などの構文がありますが、その中でもwhile文はとても簡潔な記述を可能にしています。無限ループを起こさないように気を払う必要はありますが、使いこなすと強力です。是非覚えておきましょう。
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